今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 567)塩バターコーンラーメン

f:id:socius_lover:20210708182035j:plain


北海道ラーメンというものは存在しない。地域それぞれに個性豊かなラーメンがあるのです。味噌なら札幌、正油が旭川、塩は函館といった分布。


サッポロ一番もみそ、しょうゆ、塩の3種類ですしね。でも、サッポロ一番ならダントツで塩が好きなのに外食で塩ラーメンを選ぶことは少ない。


専門店で塩しかない。タンメンを食べたら結果的に塩スープ。メニューを順番に食べていると塩に行き当たる、など限られた機会しかないですね。


改めてブログを紐解けば、4か月振りの塩ラーメン。塩味はよほどスープに自信がないとできませんよね。シンプルなだけに実力が求められます。


とはいえ、こちらのスープは間違いない。塩の旨味、溶ろけるバターのコクを、細めのちぢれ麺が入念に絡めとり、唇を濡らして満悦至極です。


塩スープは、味噌や醤油に比べて叉焼やメンマなどの繊細な味がわかりやすい。塩分は血圧の敵とされがちですが、味の決め手として大事ですね。


お湯に塩を絶妙に加えるとおいしいお吸い物になる、と美味しんぼで読んだけど本当かな。どこまでいっても単なる塩水のような気がしますが。


カウンターの端っこはエアコン直撃の席で、ようく冷えながら温まるアンビバレントなランチ。膨らんだお腹を抱えて、いざ帰路に就かんかな。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。