醤油、味噌、塩。サッポロ一番の主力がそうだからか、ラーメンの代表的な味というと、この3種を思いつく。みんなちがって、みんないい。
安定の醤油、濃い口の味噌、さっぱりの塩。選べる喜びは、悩みの種にもなる。券売機の前でしばし考えて、あえて辛味噌を選ぶ。変化球です。
季節は徐々に夏めいてくるのに、空調が効き始めて体温調節が難しいこの頃。ならば、汗腺に目覚めを促すべく辛いものを摂取したくなりますね。
味噌との差分は30円。スープは赤みがかかり、メンマのかわりにキャベツと糸唐辛子が鎮座。レンゲでスゥとひと口、ジワリとくる辛さです。
ベースのダシがおいしいから、応用がききますよね。ツルツル食べ進めたのち、卓上の七味と、壷に入った大豆の唐辛子漬けを加え辛さをアップ。
チャーシューはホロホロ、玉ねぎは甘く、ひき肉がキシキシ歯ごたえよし。辛みの中にも味のバリエーションが豊富で、どんどん食べられる。
唇は痛く、胃に沁みる。だんだんと汗がにじんできて、これぞ我が意を得たり。白米が合いそうな一杯で、今度はお腹をうんとすかせてきたいな。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。