今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 575)ざるうどん

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炎天下を歩くと、日陰を選んだとしても、水分と塩分が失われる。そんな猛暑の新宿昼下がり、所用を終えたので、涼を得ようと脳内地図を検索。


コーヒーフロート、豚骨ラーメン、牛丼西新宿は選択肢が多いぶん贅沢な悩みです。結果、ミネラル、水分、小腹すべてを満たす立ち食い店へ。


オヤツ代わりだし軽くざるうどんでも食べよう。そばだと、ついそば湯まで堪能して、涼が失われるしね。食券を提出して、水をガブリと飲む。


北海道産の小麦、ミネラルウォーター、店でとった天然ダシ。壁の紹介記事を読んでいると程なく呼び出し。こだわりはもちろん、おいしさの証。


ツユにおろし生姜が添えられてこそざるうどん。海苔もたっぷりで「もり」と「ざる」の価格差も納得。姫路城のように白いうどんを取り上げる。


腕をかなり上げないといけない、かなりの長さ。ツユにどっぷりつけてすすれば、ビロードのような喉越しで、生姜と海苔の香りが鼻を抜けます。


ツルツル、モチモチ、シコシコ。おいしいうどんの形容詞をいくら総動員しても、目の前の1筋に如かず。ただただ、感心しながら平らげてゆく。


すっかり食べ終えグラスに残る水を飲み干す。昼下がりでも客足は途絶えず、皆、青函連絡船を待つように静かに食べているいいオヤツでした。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。