今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 552)新生姜のミニかき揚げ天と穴子天そば

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♩岩下の 新生姜


軽快な CM ソングが浮かぶ岩下の新生姜。調べてみれば、酢漬け分野ではトップシェアだとか。なるほど、ニッチながらもガリバーなんですね。


生姜の甘酢漬けというと、お寿司のガリとどう違うのかと思いますが、国産のゴツゴツした形ではなく、台湾産の長細い生姜を使っているらしい。


なるほど、だからゴボウのささがきのような形状なのか。新生姜の公式キャラクター「イワシカ」とともに、またひとつお利口になっちゃたな。


さてさて、箱根そばと岩下の企業コラボ。穴子天もついて、質量ともに期待できそう。お得な朝そばを見逃してでも、食べてみたいひと品です。


まずは器を傾け、ツユにワサビを溶く。少し残しておいて、あとで穴子天につけて食べよう。そばをズルリとすすれば、実に喉越しさわやかです。


万人受けする甘いツユは、さすがチェーン店。そのツユにかき揚げを漬け込んでからガブリ。カリカリ、モチモチ、玉ねぎの甘みがよく出てます。


新生姜はわずかな量ですが、鮮烈な印象を残しますね。酸味、辛味はもちろん、一種の野生味も感じられて、お寿司のガリとは一線を画します。


新生姜のことばかり書き連ねましたが、穴子天も十二分に主役級。一度に持ち上げられない大きさなので、箸で三分の一ほど切り出してガブリ。


衣はサクサク、穴子の身は淡白ながら旨みだけでなくほんのり甘みもある。脂のりのよい頭側、動くので身が締まる尾側、甲乙つけがたい味わい。


天ぷらばかりガブガブ食べていると、油っこくなりがちですが、ツユを吸った大根おろしでサッパリ。ワサビをちょっとのせてもおいしいですね。


かき揚げ&穴子天。オカズヂカラあふれる両雄を相手にすると、そばが足りなく思えます。そう思えるのは、心身ともに健康な証、ありがたや。


ごちそうさまでした。