なにやら唐揚げ屋が流行っている。タピオカ屋と入れ替わりが多いけど、先行投資など参入障壁が低めらしく、雨後の筍の如し。
甘味は縁がないけど、揚げ物ならば身近な話題。こちらは唐揚げ、とり天、チキン南蛮、鶏を揚げるなら何でもござれで悩ましい。
メニューに目を凝らせば、宮崎産肉を直送との文字をみつけ、チキン南蛮を注文。現地の空気は吸えなくとも、せめて産直が嬉しい。
到着を待ちつつ、この店、以前は何だっけ、などと考える。タピオカ屋はそもそも記憶しないし、古本屋さんだったかもしれないな。
などという間にチキン南蛮のお成り。3つ仲良く枕を並べています。タルタルが惜しみなくたっぷりなので、思わずにやけちゃう。
まずは揚げたてをガブリ。タルタルの濃密な旨味がガツン、衣はフワフワで、鶏肉はしっとり。こいつぁ、ご飯が欲しくなるわい。
ひと口にチキン南蛮といっても、ご当地の宮崎ではムネ肉派とモモ肉派に二分されると、東村アキコの漫画で読んだ。なるほどね。
脂身こってりのモモ vs. あっさりパクパク食べられるムネ。好みが分かれるのはやむをえまい。年をとると、トロより赤身だよね。
で、こちらはムネ肉ですね。ちゃんと衣が南蛮ダレに漬けてあります。単にタルタルを乗せてチキン南蛮と名乗る店も多いですから。
合間に食べるキャベツは、ちゃっと太めの千切りで、脂をうまく消してくれます。ご飯も密度高めながら、ちょうどいい分量です。
初めての店はご飯の量に緊張しますね。やはり米粒は残したくないので、適量というのは大事です。ペロリきれいに平らげました。
ごちそうさまでした。