今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 623)濃厚烏賊煮干中華そば(醤油)

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恐竜的進化というと、巨大化が進んでいくうちに環境の変化に適応できなくなり、やがて滅びゆく、なんてイメージをもってます。


しかし、恐竜の一部は鳥類として現生するというし、ヒト型爬虫類レプティリアン=宇宙人こそ恐竜の末裔であるなんて主張もある。


進化か分化か、系統樹の枝葉の先には何が待つのだろうか。期待と不安がないまぜになります。ラーメンを前に、そんなことを思う。


大げさと思われるかもしれませんが、ラーメンの進化ってすごいと思いませんか? 古きよきチャルメラに始まり、令和の世に至る。


インスタントラーメンの発明、豚骨ブーム、激辛の登場、ご当地ラーメンの発掘、つけ麺の台頭、二郎系の隆盛など枚挙に暇がない。


あまりの流行に、かつてアタリのゲーム機がソフトの粗製濫造で市場を壊した=アタリショックがラーメンに起きまいか心配になる。


前置きはともあれ、進化したラーメンをいただく。烏賊といりこのダブルスープで、タレもいしるなど数種をブレンドしているとか。


淡麗ではなく、芳醇な海の幸のエキス。麺をすすれば香りが鼻に抜け、硬めの麺は歯切れよく、小麦の味がよくわかる。おいしいな。


生タマネギは漬け込んで半煮えにする。ピンクがかったチャーシューはうっとりする舌ざわりで、カイワレもシャクシャクで楽しい。


これも醤油ラーメンなんだよな。昭和レトロではなく、令和なうのラーメンにも笑顔を貰えることを素直に喜べる自分でありたい。


味つきの和え玉、おじや用あられご飯もあるけど、ラーメン本体で十分に満足。スープの底に沈んだタマネギをさらえて、箸を置く。


ごちそうさまでした。