今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 437)回鍋肉定食


野菜が食べたい。アラフィフになると、若い頃にはなかった情熱がわいてきます。しかし、お目当ての店はお休みで、暑いなか途方にくれる。どうしよう。


ピンチはチャンスなんてポジティブすぎる言葉は苦手ですが、せっかくだから新規開拓でもしようかな。大通りを歩いていると、華僑系の日替わりが回鍋肉だ。


小ぢんまりとして今まで敬遠していたけど、外からみれば席もあいているので、勇気を出して入ってみよう。袖擦り合うもなんとやら、日替わりを注文する。


回鍋肉を知ったのは、スラムダンク桜木花道が学食で「ホイコーロー」を頼んだとき。初めて食べたのは、上京して大学近くの餃子の王将だったと思う。


思い出はともあれ、目の前のひと皿を楽しもう。やはり、おいしい。肉と味噌の相性は抜群だよね。出来立てはすごく熱い、でも熱さもごちそうですな。


肉を食べてはご飯をかきこみ、普段はおとなしい顔をしているキャベツなのに、味噌で炒められることで、オカズヂカラが凶暴なまでに強くなってます。


所期の目的は、キャベツだけでなく、ピーマン、ニンジン、キクラゲ、玉ねぎなどの脇役たちで十分に達成できました。あとは箸と顎を動かすだけです。


とにかくごはんがススム。中華ならではの玉子スープ、漬物がわりのザーサイ、口の中で水のように消える杏仁豆腐まで、すべてが様式美で、楽しめました。


ごちそうさまでした。