今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 735)スパゲティミートソース


地域に溶け込む喫茶店のランチタイム、喫煙可なので愛煙家が集まってます。私は禁煙して20年だけど、タバコのおいしさは忘れていないので気にならない。


おや、ランチスパゲティの種類が増えてます。ナポリタン、ミートソースの二大巨頭に加え、新顔のきのこ、明太クリーム。悩んだすえ、ミートソースにする。


実家でスパゲティといえばミートソースか、素スパだった。母親の気まぐれか、ごくまれにナポリタンも出たけど、昭和の頃スパゲティ=ミートソースだった。


ともあれ、喫茶店のスパゲティにハズレなし。明大前の「とうほう」に教わった法則です。奥でマスターがフライパンを振る音で、すでに胃が期待しています。


さて、やってきたのは瀟洒なひと皿。サラダを喰みつつ、ゴロゴロと大ぶりな挽き肉に目を細める。水を飲んだのち、フォークでクルクル麺を巻き取る。


クルクルすればするほど、フォークにからむ麺が膨れ上がり、ひと口大となったらモムモムと食べる。ボーノ、実にボーノ。ピンピンのアルデンテがおいしい。


ミートソースかボロネーゼかと問われれば、どちらかといえば後者です。でも、店奥で盛り上がっているおじいちゃんたちにとっては、ミートソースなのだ。


ハーブの香りも奥深く、おいしく、うれしく食べてゆく。後半戦は、せっかくついてきたので、タバスコをザブザブかけて味変する、猪木ボンバイエ!


などと言いつつ、アントニオ猪木の会社がタバスコの国内販売権をもっていたのはいつ頃だろうと調べれば1970年代だとか。こういう豆知識って好きだなぁ。


さて、クルクルとスパゲティを平らげ、なお残る挽き肉をかき集めて、おいしく平らげる。食後のアイスコーヒーまでが喫茶店のランチタイム、大満足でした。


ごちそうさまでした。