オカズに果物を入れるか問題は根深い。生ハムメロンはまだしも、ポテサラりんご、ソーメンみかんなど、考えてみると意外と手広く展開しているのだ。
で、その1つが酢豚パイナップル。肉をやわらかくするとかいうけど、熱を通すと酵素が壊れるらしく、実際は昭和の頃に高級感を出すためだったとか。
飾りじゃないのよパインは、はっはぁ。などと明菜の声が聞こえてくるけど、こちらの酢豚にパイナップルは不在で、ちょっとほっとする。
ともあれ、豚の唐揚げはおいしいのだ。ましてや甘酢あんがからめば言わずもがな。1つかじれば肉はキシキシ歯ごたえよく、脂は甘くてサクサクです。
たまらずご飯をかきこんで、モグモグ口内調味しながら、野菜に目を遣る。本音を言えば肉だけで構わないけど、いい年なので野菜を食べる義務感がある。
タケノコ、玉ねぎ、ニンジン、シイタケ。いずれも甘酸っぱくオカズヂカラが強い。もう少し甘みよりだったら、オカズにはならないスレスレのライン。
温かい味噌汁をはさみつつ、食事マストゴーオン。なぜか3つも入っていた醤油入れは流石に使いきれなかったけど、おいしく完食いたしました。
ごちそうさまでした。