今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 787)朝そば in 箱根そば

 

毎日通勤する道なんてモノクロームみたいな背景で、季節の草花だけが彩りである。ラジオから流れる交通情報と天気予報を気にしつつ、ただ歩みを進める。

 

しかし休日にのんびりと、時間を気にすることなく歩くのは悪くない。空飛ぶインコや、たまに出くわす猫、部活へ向かう学生など、何ひとつ同じ景色はない。

 

で、心の余裕があると、買い食いが捗る。駅前の箱根そばに吸い込まれ、券売機を眺める。先日の肉そばフェアはあっという間に完売御礼になったなぁ。

 

結局食べられなかった悔いはあるけど、朝はあっさりしたのがいいな。かき揚げそばもおいしいけど、朝そばにしよう。箱そばの朝そばってどんなだっけ。

 

ほどなく受け取れば、そうそう、そうだった。わかめ、揚げ玉、きつねの三位一体、ザ・立ち食いそばトリオににんまり。そばをすすれば、かなり熱い。

 

カエシとダシのバランスがよいツユは、七味たっぷりが似合う。ふうふう、ズルズル食べればジワリと汗をかいてくる。冬が始まるよ、と空耳が聴こえるな。

 

クキクキのわかめ、モロモロの揚げ玉、甘〜いお揚げ。主張しすぎない、三すくみのようなトリオは食べていて飽きがこない。こういうのでいいんだよ。

 

ごちそうさまでした。