今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 496)朝牛セットwithお新香 in 吉野家

 

朝の散歩で息が白くなるこの頃。道端には落ち葉が集められているけど、センリョウの赤い実があちこちで見受けられ、季節なりの眼福はあるものです。

 

さて、そんな茶色と赤色の対比を今度は吉野家で楽しむ。朝牛セットのミニ牛丼に紅生姜を添えて。選べる小鉢はお新香、ミニでは玉子を持て余します。

 

味噌汁で喉を温め、吉野家独特の四味唐辛子をふる。清冽なお新香で顎のウォーミングアップを終えると、やおら肉を避けて、ツユのしみたご飯をいただく。

 

肉の旨みが溶け出した甘〜いツユご飯は、白米のお供ランキングでもかなり上位に入る。玉子かけご飯やうなぎのタレご飯などと争うおいしさです。

 

しばらくご飯だけを食べると、ミニ牛丼ながら相対的に肉多めの丼ぶりとなる。ここで紅生姜とともに肉、ご飯をかきこみ、丁寧に口内調味すれば、舌福です。

 

ともすると甘くなりがちな口の中ですが、適宜お新香を挟むことでリズムが生まれ、どれだけでも食べられそうなほど常に新鮮な味わいとなりますね。

 

個人的に牛丼の吉野家、定食の松屋、バラエティのすき家と使い分けしています。若い頃の刷り込みもあって、やはり吉牛には舌が飼い慣らされていますね。

 

うまい、うまいと心中で喜ぶも、ミニなのであっという間に終幕が近づく。最後に残しておいた大ぶりの肉で丼ぶりの内側についた米粒をかき集めてパクリ。

 

フィナーレまで中だるみのない、安上がりながら美しい朝食。外に出れば、やはり息は白いけど、少しずつ街に活気が出始めています。さて、歩いて帰ろう。

 

ごちそうさまでした。