今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 921)証城寺そば

 

 

通勤途中、胃がもやもやするので、そばでもすすって鎮撫しようと試みる。ワンオペの立ち食いそばを訪ねると、万札払いの対応で列ができている。あらら、大変だ。

 

小銭払いが理想だけど、いざ財布をみたら高額紙幣しかないうらやましい人生もあるだろうな。などと思いつつ縦列に加わって壁のメニューを眺めると、冷しの文字が。

 

熱いたぬきに玉子と思っていたけど、冷しもいいな。ところがいざ頼んでみると「朝はやってないんですよね」とのこと。残念無念だけど当初目的どおり証城寺にする。

 

たぬきが月見をするから証城寺と勝手に呼んでいます。ダイエットアプリによれば、朝食のバランスとして蛋白、炭水化物、脂質ならびにカロリーが理想的らしい。

 

汁を飲まなければ、塩分もカットできるので、なおのことよろしい。まずは割り箸をわり、丼ぶりを持ち上げて白身をツルリ。汁に溶け込む前にいただく寸法です。

 

あとはそばに揚げ玉をからめながらズルズルすする。濃いめ、熱めの汁が茹でおき麺と相性がよい。ふうふう冷ましながら食べていると、オデコに少し汗をかいてくる。

 

列に並んでいるあいだ、カラダが冷しを期待していたから、胃も少し驚いているかもしれないな。半分くらい食べたところで、熱の入った黄身を箸で割りそばにまぶす。

 

予定調和の味変ながら、いつ食べても黄身のコクがおいしいそばボナーラ。玉子の滋味を余すところなく楽しみます。止まらない汗をハンカチで抑え込んで、下膳する。

 

ごちそうさまでした。