今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 823)かけそば in 深大寺門前そば

 

かけそばの食べ比べ、2日目。独立系の立ち食い店を訪問する。朝セットこそないけれど、お得な揚げ物類を泣く泣くあきらめて、あえてかけそばを注文。

 

注文すると、おかあさんが袋からそばを取り出して湯通しを始める。セルフの水を汲む間もなく、すぐに呼び出しがかかり、330円を支払って恭しく受け取る。

 

かなり湯気がたち、アツアツが窺える。ひと口ツユを飲めば濃い見た目ほど塩っぱくなく、少し酸味が感じられ味醂がきいて甘い。そばをすすればよくからむ。

 

クオリティにこだわるより、安くてそこそこを目指す店のスタンスは嫌いではない。そば粉何%かはしらないけど、ざっかけないそばとツユの相性は満点です。

 

ネギは不揃いで、業務用を仕入れたのではなく手作業だとわかる。七味をふれば香りがたち、ピリリと辛みがストレートに伝わってくるのはかけそばならでは。

 

そばを食べ終えた奥様風は、おみやげにするのかおにぎりを持ち帰りで買い足している。カウンターでは常連さんがおかあさんとの会話を楽しんでいる。

 

地に足のついた、街並みに溶け込んでいる店は存在がありがたいですね。店の片隅にあるキッコーマンの一斗缶、こいくち。これが味の秘訣なんだな(笑)。

 

ごちそうさまでした。