今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 539)カキと白身魚のフライ定食

 

春を愛する人は心清き人、すみれの花のようなぼくの友だち♩

 

四季を選ぶならば、春がやはりウキウキする。寒さで縮こまっていたカラダが、やんわりとほぐされる。急に激しい運動をするわけではないけど、散歩などがはかどる。

 

しかし、楽しい春にあっても、悲しみはある。冬の食材の食べ納めはやはり切ない。春菊やブリなど鍋ものもさることながら、やはりカキとの別れはなんとも寂しい。

 

冷凍技術も発達しており、いずれも年じゅう食べられるけど、旬のときに食べるのは格別なのです。Aprilが過ぎれRのつく月はSeptemberまで待たねばならない。

 

阿部慎之助の出囃子じゃないんだから、そんなには待てないのよ。とか思いつつ、カキと白身魚フライ定食を注文する。いつまでもあると思うな親とカキ、の精神です。

 

カキと小ぶりな白身のフライが2つずつ。それぞれ、ソース1、醤油1で食べようかな。チラチラと調味料をかけたのち味噌汁で箸を湿らせて、いざベジファースト。

 

フレンチドレッシングのかけられたキャベツはシャクシャクとおいしい。半分ほど食べたのち、いざカキフライ。衣がチクチクして、サクサク、アチアチ、うまうま。 

 

衣から飛び出す潮のエキスは、熱が入って活性化されており、生ガキとは違う旨みがある。やや小ぶりだけど身もプリプリで、カキひもはいつまでも噛んでいたいほど。

 

やはりカキフライはおいしいと再認識。オカズヂカラも抜群ですが、ソースをかければ黒ビール、醤油なら冷酒が合いそうな味わい。カラシをつけるとさらにおいしい。

 

白身は何だろう。タラにしては小さいし、ホキあたりかな。なんであれ味に間違いはないので、ニコニコ味わう。佐渡産というこしひかりがオカズに伍して負けません。

 

壁についているテレビは大リーグ中継を映している。大将が揚げ物の間に間にチラチラ観ているのも、球春到来、春らしい光景です。キレイに食べ終え、春空の下へと。

 

ごちそうさまでした。