今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 540)カレーライス

 

そば屋のカレーライスはおいしい。ダシをベースにカレー粉で味つけられたシンプルさが潔い。具材は豚肉と玉ねぎくらいで、店によってはグリンピースがのっている。

 

あくまで余芸として注文のつど作る店が多いけど、凝っているところでは、カレーの寸胴もある。こちらは立ち食い店ながら看板に「美味カレーライス」と謳っている。

 

昼下がりにのぞけば奥に空席を見つけ、空腹の勢いもあって忍びこむ。カレーライスを注文して、あらかじめ店前で予習した通りに500円を支払って、水をチビリと。

 

L字カウンターの奥にはテレビが点いており、ぼんやり眺めつつ横目で厨房をみれば寸胴からカレーソースが注がれている。ワンコインなれど、大いに期待できそう。

 

肉がカレーのところどころに散在し、目立った具材はみられない。スプーンを差し込んでひと口食べると、しっかりと野菜の甘みが感じられ、その後ほどよい辛さが。

 

期待以上においしい。自ら看板に美味と謳うのも頷けるクオリティ。おそらく玉ねぎなんだろうけど、かなりのコクがあり、そば屋の余芸のカレーとは一線を画します。

 

肉は繊維がハラハラとほどけるほど煮込まれており、食べごたえ十分。セルフで加える福神漬けもちょうどよい甘酸っぱさで、彩りだけでなく味のアクセントである。

 

カレーの方向性として、ココイチの大衆カレー、印僑のスパイスの秘法、上品な欧風カレーなどあるけど、こちらは喫茶店ドライブイン系統とでもいえよう方向性。

 

右に位置したライスで、左手のカレーを追い込んで食べ、最後までおいしくいただく。水をグイッと飲んで、今度はかけそばとミニカレーを食べようと誓うのであった。

 

ごちそうさまでした。