今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 438)エビフライ定食


エビフライは主役になりにくい。ミックスフライの一角としては欠かせないが、エビフライ単体を推すのは、ビアホールの巨大な有頭エビくらいではないか。


私の実家では、エビフライといえば、小さくて、丸まっていて、しょうゆをかけて食べていた。親の出すものは絶対だったし、それなりにおいしく食べていた。


で、エビフライといえば、国語の教科書にのっていた三浦哲郎の「盆土産」。えんびフライでおなじみですが、令和の今は教科書にのってないのかな。


https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2020/01/13/070300


さてエビフライ。タルタルではなく、ウスターソースがついてくる。ザブザブとソースをかけてガブリと食べれば、カリカリの衣とプリプリの身がたまらない。


間違いなくおいしい。でも、淡白な味わいゆえ、オカズヂカラにはイマイチ欠ける。やはりビアホールが似合うなぁと思いつつも、白米を平らげてゆく。


いつも悩むのが尻尾。幼少のころのクセで丸ごと食べるものと思っているから、ジャンボなエビフライでも、基本食べてしまう。パリパリがおいしいのよね。


尻尾は一番動く部分だから、身がしまっておいしい。これはアナゴの話だけど、たぶんエビもそうです。喉に刺さるリスクも高いですが、おいしいは正義です。


1本めを食べ終えてもなお、白米はまだこんもりと残る。小皿のナスの煮付けなどを活用しつつ、2本目とともにきっちりと完食。ああ〜ビアホール行きたい!


ごちそうさまでした!