今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 630)目玉焼きベーコン朝食 in なか卯

 

 

朝食が似合うメニューがある。トースト、ハムエッグ、グラノーラなどが代表格。納豆も朝食派は多いけど、実は夜に食べたほうが血液サラサラ効果が期待できるとか。

 

ベーコンも、朝食が似合うと思う。もちろん、厚切りベーコンにマスタードなんてのはビールのアテにもいいけどね。適度な塩っけ、脂っけはオカズヂカラ抜群である。

 

ともあれ、食券を提出して待っていると、向かいの先客がずっと玉子をかき混ぜている。白身のどろりとした感じが苦手なひともいるし、よく混ぜもおいしいよね。

 

という間に、私のベーコンさんが到着。目玉焼きをごはんにのせ、黄身に穴をあけ醤油をさし入れる。ミニ目玉焼き丼を作り終え、なおお向かいさんは混ぜ続けている。

 

ひょっとしてメレンゲづくりでもしているのかと思うも、人は人、我は我、されど仲良く。自分の役割、自分の食事に集中しよう。まずは、味噌汁を飲んで胃を温める。

 

なか卯はうどんがご自慢だけあって、味噌汁もダシがおいしい。そしてお待ちかねのベーコンをひとかじり。約束されたおいしさに心中小躍りしながら、白米を食べる。

 

のりで目玉焼きの白身ごとごはんを巻いたり、半熟の黄身とごはんをまぶしたり、組み合わせのバリエーションは豊富である。

軽く噛んでは、味噌汁で流し込んでゆく。

 

なか卯は緑茶がなみなみと注がれるのも嬉しいね。塩分を薄めつつ、ひと息つくとBGMが耳に入ってくる。世界にひとつだけの花が電子琴で軽快に演奏される。

 

SMAPの解散から何年かしらんけど、こんな世情になるなんて想像もしなかった。しみじみしつつも食べ終えると、BGMマイラバHelloagainに変わっている。

 

記憶の中でずっと二人は生きていける♩

 

朝から、しんみり。ごちそうさまでした。