今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 916)冷たい鳥中華 in 高幡そば

 

山形のラーメン消費量は日本一らしい。一人当たりだろうけど、円なのか、キロなのか委細がわからないので推定形ながら、わが国有数のラーメンどころらしいのだ。

 

もともと飲食店は、環七ラーメン戦争のように、集中して分布することで名物化が加速する。ご当地メニューの多くは、評判の店の模倣であり、周辺住民の要請なのだ。

 

山形はかつて国内最高気温の記録をもっていた。アラフィフならば山形の40.8℃を記憶しているだろう。都市化で関東に抜かれるまで、燦然と輝く最高記録であった。

 

そんな地域なので、冷たい麺の需要も手堅い。河北名物の冷ったい肉そばは、神田小川町で食べたけど、実においしかった。それに加え、冷やしラーメンなどもある。

 

そんな山形名物・冷たい鳥中華を明大前でいただく。食券を出して数分、中華麺は作り置きでないのだろう、待ち時間も愛おしい。水を飲みつつ、呼び出しを待つ。

 

やや平たい器に盛り付けられた鳥中華は、温麺と変わらぬ具材かな。レンゲでツユを飲めば甘めのそばつゆで、体が内から冷やされる。コショウをはらはらかけようか。

 

縮れ麺はつゆとよく絡み、シコシコ歯ごたえよく、喉を全力で駆け抜ける爽やかさ。揚げ玉はサクサク、鳥は甘辛く食感はプリプリ。控えめに言ってもサイコーです。

 

海苔が海の香り、三つ葉が山の香りを添えてくれるので、自然豊かな山形の自然が浮かびます。一回行っただけだけど、最上川は美しかった。また、行きたくなるな。

 

 

ごちそうさまでした。