今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 572)コロッケカレー

 

コロッケがオカズにならないという記事を読んで憤慨した。サクサクとした揚げたてにソースをだぶだぶかけて、衣のチクチクと、じゃがいものホクホクを堪能する。

 

確かに日本酒や焼酎には合わない。でも、ビールやハイボールあたりのアテには間違いないマリアージュである。もちろん、こち亀でやっていたように、白米にも合う。

 

箸で1.5倍に押し潰したコロッケにソースをかけ、もんじゃ焼きのように食べればごはんが進むと両さんが言っていた。実家のコロッケは俵形だったから、憧れたなぁ。

 

そんなコロッケがカレーに鎮座したコロッケカレー、おいしくないわけがない。メニューの一番上に記されており、オススメのひと品に違いなく、ウキウキと注文する。

 

通常のカレーライスとの差分が60円ならば、胃の調子が許すかぎり食べない手はない。活気ある店内で待てば、コロッケがお上品に別盛りされたカレーがやってくる。

 

お行儀ワルですが、コロッケをカレーの上に移し替えていただきます。揚げたてのコロッケをかじれば、じゃがいもがねっとり甘く、ひき肉も存在感を発揮している。

 

ここでコロッケに卓上のソースをたっぷりかけて、スプーンで食べてゆく。少し味が濃くなるけど、こちらの辛めのカレーとソースのスパイス感の相性はよさそうです。

 

トロリとしたカレーが計算されたように白米のわずかな隙間に潜り込み、抜群のおいしさ。時おり辛みに耐え切れずコンソメスープを飲み、コロッケで甘みを補給する。

 

揚げ物とカレーの相性のよさたるや、私が語らずともCoCo壱の隆盛が証明していますね。オデコに汗をかきつつ、カチャカチャとスプーンを駆使して綺麗に完食する。

 

ごちそうさまでした。