今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 927)日清焼そば

 

インスタント焼きそばは、好みが分かれるところである。ペヤングUFO、一平ちゃんの三強に、やきそば弁当やごつ盛り、各種プライベートブランドが林立する。

 

しかし、私が一番好きなのは「日清袋焼そば」である。湯を沸かし麺を煮て、水気がなくなる頃に粉ソースで味付け。最大の長所は「焼くので焦げ目が作れる」点です。

 

カリカリした麺を楽しめるわけで、フライパンから食べて仕舞えば洗い物は1つですむ。それと粉ソース独特の味のムラは、いかにも手づくりといった風情があります。

 

アラフィフともなるとフライパンからの直喰いは、家族の目もあり抵抗がある。しかし、本日は誰もいないのでチャンス到来。いそいそと調理して、鍋敷きにのせる。

 

 

うーん、はっきり言って無愛想。茶色い麺と青のりだけのビジュアルは、映えの対極に位置します。しかし、スルスルとすすればそこには、セイシュンの食卓がある。

 

大学の頃、何人かで麻雀をするとき、カップ焼きそばはお湯を多量に使うので一番後回しにされたっけ。カロリーは高いけど、スープがないぶん満腹感も足りなかった。

 

かえって具が何も入っていないのが潔い。ソースと青のりの香りを鼻腔にため込み、ビールを流し込めばベストマッチング。麺の焦げたところもまた、いとをかし。

 

ごちそうさまでした。