今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 621)かつおのたたき丼 in なか卯 as 減塩クエスト5

 

少し前に、外国人YouTuberが日本の飲食チェーンを腐す記事を読んで、複雑な気持ちになった。舌が合わないことと、おいしくないということはまったく別物だろう。

 

育ってきた食環境が違うから、好みが分かれるのは当たり前である。チェーン店は、好みはともあれ、どこも一定の味をクリアしているからこそ広がっているわけで。

 

駅前がチェーン店ばかりの商店街は金太郎飴などと揶揄されるけど、それなりの人口を擁する証しであり、やはり個人商店との棲み分け、バランスがよいのが望ましい。

 

で、本日はチェーン界のキングである、がっつり丼ぶり系のなか卯で朝ごはんです。大資本ならではの季節ごとのキャンペーンメニュー、かつおのたたき丼を注文する。

 

季節商品というだけでなく、わずか塩分2.3gなのが二重に嬉しい。食券を買うと厨房に連絡が行くのか、着席からわずか40秒、ドーラもニッコリの早さでやってくる。

 

おそらく小分け冷蔵されていたのだろう、保存容器の輪郭がわかる盛りつけです。ポスターのイメージとはかなり違うけど、チェーン店ならではのロットぶれもご愛嬌。

 

季節的に戻り鰹だろうね。カツオをひと切れ食べると、ねっとりした舌触りで、噛むともっちりしている。減塩ながら特製の醤油タレがしっかりとからんで、おいしい。

 

さすがに焼き目の香ばしさは感じないけれども、海苔の香りが重畳されて、申し分なし。BGMの軽快な「♩なか卯っで、ごはんを食べよう〜」を聴くのも一興ですね。

 

味噌汁なしなので、白米の甘みがしっかり出るくらいよく噛んで食べる。ツナマヨおにぎりが人気ですが、こればいわば生ツナ丼なのだから、おいしいのは当然かな。

 

目の前の紅生姜で味変したいけど、せっかくの減塩メニューなので我慢です。米のひと粒も残さぬように丁寧に食べ終えて、冷たい緑茶を一気に飲めば気分爽快です。

 

ごちそうさまでした。