今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 632)カレーセット

 

印僑のカレー屋さんにはテンプレがある。看板やメニュー、店のつくりなど、どことなく共通点がみられ、在日インド人組合あたりがプロデュースしているのだろうか。

 

聞けばネパール人が経営していることも多いとか。自分が海外で日本料理店を出すと考えれば、餃子やラーメン、麻婆豆腐も出すだろうし、そこはアバウトでいいかも。

 

さて、こちらは初めて入りますが、タージマハルの写真、ガネーシャや謎のマハラジャの絵画が飾られ、テレビではインド映画が流されており、本物っぽさが強い。

 

ランチメニューではないけど、単品でロティやチャパティなどのインドのパンがあるあたりも、期待感が増します。ともあれ、本日はお得なランチからCセットを選ぶ。

 

カレーが2種類選べるので、チキンと、ナス&トマト、両方中辛にする。セットにヨーグルトがついているので、ドリンクはあえてラッシーではなくジンジャーエール

 

ほどなく謎ドレッシングがかかったサラダが来るので、粛々と喰む。これもまた、どの店にも共通の味で、やはり在日印僑組合の影が…(笑)。ともあれ、おいしい。

 

程なく銀のプレートにのせられて、マイランチのお目見え。ナンを2枚も食べられるかと心配したけど、よくみれば縦に半裁されており、これならいけそうと安堵する。

 

ナス&トマトは酸味がきいており、味のしみたナスがとろけます。チキンはごろごろと大ぶりでしっかり辛みがきいている。ともに、ふかふかの焼きたてナンが似合う。

 

三角錐状の揚げ物はサモサといい、ナイフで切り出して食べればコロッケっぽい。薄いさつま揚げ的なのはフィッシュパコラといい、いわばインド風魚の天ぷらだとか。

 

いずれもスパイスがきいており、非常においしい。どれもカレーっぽいんだけど、すべてカレーとは呼ばない。それを言えば和食の多くが醤油料理ということになる。

 

かなりボリュームはあるけど、スパイスが食欲を刺激するので、デザートのさっぱりヨーグルトまでおいしくいただける。どれも日本人の舌に合わせたのか、隙がない。

 

個々の店の経験値だけではなく、日本人向けのレシピとか出回っているんじゃないかなぁ。そう思うほど、印僑のカレー屋さんはどこに行ってもレベルが高いのです。

 

ごちそうさまでした。