今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 633)きくらげと玉子、肉炒め定食

 

 

壁に耳あり障子に目あり。秘密はとかく漏れやすいという比喩的な表現で、壁から耳が生えているビジュアルが浮かぶ。耳というのは、意外とややこしい形状である。

 

音の種類、大きさ、方向を判別するためだけど、複雑にシワが入り、形状も人それぞれ。あれだけ南ちゃんを緻密に描いたあだち充も、耳はもはや描くのを諦めている。

 

さて、本日のランチはきくらげの炒め物。木に生えてくる、くらげ食感のキノコがきくらげであり、中国語では木耳と表記される。なるほど、形状としては似ている。

 

そんなきくらげが最大限に輝く舞台は豚骨ラーメンであろう。濃ゆいスープをからめとり、コリコリと歯ごたえよく、他の食材と相容れない黒色といい、存在感がある。

 

ウチはたまに味噌汁に入れるけど、Wikiによれば、すき焼きに入れることもあるとか。へえ、試してみるかな。あとは、やはり中華料理の炒め物が主戦場となるかな。

 

で、本日は「きくらげ、玉子、肉」の炒め物定食。そのほか青梗菜が入っていて、彩りが鮮やかである。色数の多い食事は栄養バランスに優れているし、安心のランチ。

 

コリコリ、ふわふわ、サクサク。さまざまな食感を堪能しつつ、コショウのきいた濃いめの味つけでごはんがすすむ。ふとみれば、スープ、小鉢も玉子ばっかりです。

 

コレステロール過多を心配して、以前は玉子は1日1個までといわれていた。実は、摂取した量と血中値に関連がないそうで、それなら安心していくつも食べられます。

 

ともあれ、中年の胃にはこれくらいでちょうどいい。炒め物、ごはん、スープを三角食べして、最後に麦茶で喉を潤す。そういえば豚骨ラーメン、最近食べてないなぁ。

 

ごちそうさまでした。