今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 596)ラムカレー

 

日本語は母音が少ないからか、同音異義語が非常に多いとされる。荒天と好天なんて真逆の意味なのに同音なんだから、日本語ネイティブでよかったとしみじみ思う。

 

本日はラムカレー。臭みの少ない、若い羊肉のカレーですが、この「ラム」だってカレーが語尾につくからわかるのであって、単独で出てきたら、なんだかわからない。

 

羊肉はもちろん、サトウキビからつくったお酒、ランダムアクセスメモリー、元祖グラビアアイドル、さらにそこから派生した鬼娘など、「ラム」は幅広い意味をもつ。

 

羊肉自体は、流通の発達もあってかスーパーでもみかけるようになったけど、日常的に食べるかというとそうではない。印僑のカレー屋さんでの付き合いが殆どである。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2023/03/03/000000

 

羊肉は高タンパク、低カロリーで、ビタミン類も豊富だとか。ニュージーランドなどはヒトよりもヒツジが多いというよね。でも、日本だってヒトより鶏が多いけどさ。

 

サラダを喰みつつ待てば、バドミントンのラケット大のナンを従えて、ラムカレーの登場です。まずはふかふかのナンを千切ろうとすると、なんじゃこりゃ、あっつい!

 

焼きたてはありがたいけど、PL法に引っかかるぞ、などと思う。気を取り直して、名刺大くらいのナンをカレーにひたしてもぐもぐすれば、安定の印僑カレー味です。

 

仏壇に備えるくらいのわずかばかりのお米は早々に食べ終えて、あとはナンとカレーとラム肉の三角食べ。スプーンでラム肉を探りあてて食べると、やはり独特の香り。

 

肉は繊維質で、当たり前だけど、鶏とも、豚とも、牛とも違う。カレー味をまといつつも、噛むごとに自己主張するのがラムさんの本領発揮、ウメェ〜と食べてゆく。

 

バランスよく食べてゆき、器に残るカレーをナンで拭いとるようにフィニッシュ。ここで徐ろにラッシーを取り上げ、ズルズルと飲み干せば、辛さのあとの甘露です。

 

ごちそうさまでした。