今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 958)ジャンボちくたま天そば in めとろ庵

 

立ち食いそばの季節メニューは、旬の素材を用いていることが多い。春はタケノコ、夏はアジ、秋はキノコ、冬はカキあたり。ところが、今回のめとろ庵はちくたま天。

 

ちくわに旬があるならば、原料の白身魚の都合だろうけど、秋ではない気がする。玉子の価格が高騰するなか、フェアを行って食べ支えるというなら、ぜび参加したい。

 

開店早々なので、ツユはどことなくフレッシュだし、そばの茹で置き時間も短い。何より、天ぷらが揚げたてほやほやなのが嬉しい。七味をふってまずはツユをゴクリ。

 

今年は夏が長かっただけに、熱いツユがしみる季節が待ち遠しかった。角のない、万人受けのするツユが、やさしく胃をナデナデ。そばをすすれば、お腹が落ち着く。

 

まずは、長〜いちくわ天をひと口。あおさが入っていないので、白身魚の風味と、ムチムチした舌触りを純粋に楽しむ。サクサクした衣にツユがしみるのが、たまらん。

 

トロリと黄身の輝く玉子は、ねっとりした黄身のコクと、さっぱりした白身、サクサクの衣の三重奏。ツユにひたせばまたおいしさのグレードが上がり、ニンマリです。

 

つまるところ、キャンペーンに求めるのは季節感だけでなく、食べ慣れないおいしさもあるんだな。そんな当たり前を確認しつつ、箸を置く。もう1回は食べよっと。

 

ごちそうさまでした。