餃子とワンタンの違いってなんだろう。皮が丸いのが餃子、四角いのがワンタン。餡に野菜が入るのが餃子、ひき肉+海鮮程度がワンタン。そのくらいの認識しかない。
調べると、主食となるべく皮が厚いのが餃子、スープの具となるので皮が薄いのがワンタンとか。正直いえば、店が餃子といえば餃子、ワンタンならワンタンである。
Wikiのワンタンの項を読むと「両者をはっきりと区別できる状況にはないという指摘がある」と放り投げているし、気にしても仕方ないのかもしれない。気になるけど。
さて、寒空には熱いラーメンが似合う。足早に歩を進めるも、残念ながら店の外まで行列がのびている。普段ならほかをあたるけど、こちとら朝からラーメン腹なのだ。
待ち時間もランチのうち。行列には参加しないのが主義ではありますが、4、5人くらいなら耐え忍ぼう。なんだかんだ10分で席があき、名物の雲呑麺を注文する。
大きな丼ぶりなのに、具材たっぷりで麺が見えないのが嬉しい。ボリュームたっぷりの雲呑は5つもあるので、まずは1つ。ヒラヒラした皮をレンゲに収めてふうふう。
餡の部分にかじりつくも、アツアツの皮が唇を脅かす。はふはふと咀嚼すれば、肉感ぎっしりの餡は中華っぽい香辛料の風味がきいておいしい。お次は皮をいただこう。
喉をスルスル通り抜ける皮は実に滑らか。当て字とはいえ「雲を呑む」とはよくぞ名づけました。淡麗なダシのスープとからめて食べれば、オカズヂカラも感じます。
細麺をすすれば、相性バッチリ。主役は雲呑ですが、麺がしっかりおいしいのがありがたい。チームの主役は仙道でも、しっかり下支えする魚住のような存在ですかね。
コリコリのメンマ、しっとりしたチャーシュー、やたら堅牢な海苔。すべてがワンチームでまとまっており、胡椒や赤唐辛子で味変しつつ、雲呑をグイグイ呑んでゆく。
これだけ器が大きいと、スープがなかなか冷めないのがありがたい。寒空の下に戻る前にたっぷりと暖をとるけど、塩分過多も怖いので、グラスのお茶をおかわりする。
ごちそうさまでした。