今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 986)雲呑麺

 

餃子とワンタンの違いってなんだろう。皮が丸いのが餃子、四角いのがワンタン。餡に野菜が入るのが餃子、ひき肉+海鮮程度がワンタン。そのくらいの認識しかない。

 

調べると、主食となるべく皮が厚いのが餃子、スープの具となるので皮が薄いのがワンタンとか。正直いえば、店が餃子といえば餃子、ワンタンならワンタンである。

 

Wikiのワンタンの項を読むと「両者をはっきりと区別できる状況にはないという指摘がある」と放り投げているし、気にしても仕方ないのかもしれない。気になるけど。

 

さて、寒空には熱いラーメンが似合う。足早に歩を進めるも、残念ながら店の外まで行列がのびている。普段ならほかをあたるけど、こちとら朝からラーメン腹なのだ。

 

待ち時間もランチのうち。行列には参加しないのが主義ではありますが、4、5人くらいなら耐え忍ぼう。なんだかんだ10分で席があき、名物の雲呑麺を注文する。

 

大きな丼ぶりなのに、具材たっぷりで麺が見えないのが嬉しい。ボリュームたっぷりの雲呑は5つもあるので、まずは1つ。ヒラヒラした皮をレンゲに収めてふうふう。

 

餡の部分にかじりつくも、アツアツの皮が唇を脅かす。はふはふと咀嚼すれば、肉感ぎっしりの餡は中華っぽい香辛料の風味がきいておいしい。お次は皮をいただこう。

 

喉をスルスル通り抜ける皮は実に滑らか。当て字とはいえ「雲を呑む」とはよくぞ名づけました。淡麗なダシのスープとからめて食べれば、オカズヂカラも感じます。

 

細麺をすすれば、相性バッチリ。主役は雲呑ですが、麺がしっかりおいしいのがありがたい。チームの主役は仙道でも、しっかり下支えする魚住のような存在ですかね。

 

コリコリのメンマ、しっとりしたチャーシュー、やたら堅牢な海苔。すべてがワンチームでまとまっており、胡椒や赤唐辛子で味変しつつ、雲呑をグイグイ呑んでゆく。

 

これだけ器が大きいと、スープがなかなか冷めないのがありがたい。寒空の下に戻る前にたっぷりと暖をとるけど、塩分過多も怖いので、グラスのお茶をおかわりする。

 

ごちそうさまでした。