今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 991)つけ麺

 

ラーメン、つけ麺、ぼくイケメン、OK!とは狩野英孝の持ちネタである。典型的なキャラ芸人であり、一発屋と思われていたが、どっこいどうして生き残っている。

 

先輩芸人に可愛がられているだけあり、場面場面で求められた引き出しを開けられている。小島よしおもそうだけど、地頭のよさというか、頭の回転の速さを感じます。

 

しかし、テレビで見ないからといって、売れていないわけではなく、たとえばテツアンドトモやダンディ坂野は営業で引っ張りだこなんだとか。ベタなネタは強いなぁ。

 

さて、そんなことを思いつつ、家系ラーメンでつけ麺を待つ。並200、大300、特400グラムが同じ値段だけど、正月太りが戻らないので、並、ライスなしとする。

 

極太麺は茹で上がるのに10分かかるそうで、のんびり一発屋について考える。オードリーは春日のキャラの一発屋かと思いきや、若林の才能があふれ出て売れている。

 

エンタの神様に出ていたキャラ芸人は苦戦している人が多いのかな。髭男爵山田ルイ53世の「一発屋芸人列伝」は、まばゆいスポットライトの後日談が興味深かった。

 

一発屋を調べるうちにつけ麺の到着です。つけ麺だって一発屋とまではいえないものの、ブームの波が寄せては返し、定着に至るまではそれなりに時間がかかっている。

 

家系ラーメンのつけ麺というと、どれだけ塩っぱいものかとつけ汁をペロリ。豚骨だけでなく魚粉っぽい香りも鮮烈で、もちろん相当に塩っからい。こいつは楽しみだ。

 

麺をつけ汁に半分ほどつけて、ズゾゾっと吸い込む。かための麺はバキバキとした食感で、冷たいのに小麦の香りがしっかり感じられます。鼻に抜ける旨みがたまらん。

 

麺をどっぷりつけると塩っからさが勝り、ライスが恋しくなりますね。こしょう、ごま、お酢で味変しつつ、ツルツル、もちもちを楽しむ。つけ麺が定番化するわけだ。

 

汁そばとざるそばのように、どちらもおいしいとしか言いようがない。春日と若林の個性が合わさってオードリーなのです、ってなんの話だ。ともあれ、大満足でした。

 

ごちそうさまでした。