関東圏の生活が長いので、「めいだい」と聞くと明治大学が浮かぶ。旧帝大の1つ名古屋大学も「めいだい」と呼ばれるけど、少なくとも関東圏では明治に軍配があがる。
こちら名代富士そば。「めいだい」と読まれがちだとTwitterで嘆いていたけど、看板をみるとロゴの下にNADAI FUJISOBA とのローマ字表記が付加されているようす。
これなら「なだい ふじそば」で間違えようがない。広報さんも安心だと思う。意味としては名前の売れた、名高いといったところで、箱根そばも名代を名乗ってます。
富士そばは、家の近所、散歩半径から撤退したので、都心で出会うだけとなった。攻めた季節メニューや各種ラーメンは富士そばならではであり、たまに来たくなる。
かつ丼もおいしいし、肉富士そばも捨てがたい。悩みつつも、やはり昔ながらの醤油ラーメンを選んでしまう。町そば屋さんで出していたような、昭和のラーメンです。
丼ぶりをみれば、こちらにも名代アピールが。キレイな絵柄は外国向けアピールだろうか。ともあれ、胡椒をざぶざぶかけて麺をすすれば、熱いスープがよくからむ。
さっぱりした鶏がらだしの醤油スープは、原風景のような味わい。具材もチャーシュー、メンマ、ワカメ、ナルト、ネギに固ゆでのゆで玉子。必要にして十分ですね。
昭和の頃土曜日は職場や学校が半ドンで、お昼は家で食べたなぁ。皆の帰宅がずれても伸びずに食べられる焼きそばが多かったけど、たまにラーメンだと嬉しかったな。
演歌が流れる富士そばの店内だからか、そんなノスタルジーを覚えます。平成、令和と時代が回り、人口ボリュームの多い団塊ジュニアとしては、この味は忘れません。
ごちそうさまでした。