今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 277)黒胡麻担担麺

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遅めのランチで晩ごはんまで間がない。軽めにラーメンでも、なんてウロウロして担担麺専門店に入る。ラーメンが軽いかどうかは主観ですが。


券売機前に立ち、ノーマル、辛め、激辛、汁なし、黒胡麻など、めくるめくようなメニューから黒胡麻を選ぶ。なんとなく、カラダによさそう。


壁をみれば胡麻の効能書きが。ストレス防止、抗酸化作用、二日酔い防止、悪玉コレステロール退治… エビデンスなんて野暮なことは言わないヨ。

 

卓上のトッピングにも注釈がズラリ。花椒:香り、しびれ、辛み。青山椒:花椒よりさらに強力。香味酢:陳皮と唐辛子を漬け込んだ酢。


もはや薬膳だな〜などとウキウキ待つ。サービスライスは辞退するも、食べ終えたあと担担雑炊風でどうぞ、との壁書きのひと言に納得する。


さて、やってきた担担麺。中太ちぢれ麺がよくからみ、胡麻の甘い香りがよく似合う。しばらく楽しんだのちに、トッピングをみつくろう。


青山椒をふれば、いかにも中華な香り。食べるとしびれがすごい、これってどういう理屈なんだろう。食べるたび、舌のしびれ感知機能に驚くナ。


プラス香味酢。唐辛子の辛さより、酸味と爽やかさが先にたつ。激辛にしなくてよかったナ、今でも勢いよくすするとむせ込みそうだもんナ。


麺を食べ終え、匙を突っ込んで沈んだ肉味噌を探れば、担担風味雑炊のありがたみがわかるね。最後に、お冷やで舌のしびれを除いて席をたつ。


ごちそうさまでした。


しばらくは、食べだめのお蔵出しです。