今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 400)証誠寺そば

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たぬきが月見をするから、狸囃子で証誠寺そば。当ブログでは「たぬき」+「月見」をそう呼んでおります。一向に人口に膾炙しませんけどね。


証誠寺は木更津にあるので、バスタから高速バスに乗ればさほど遠くない。木更津はクドカンのドラマの印象しかないけど、参詣したいものです。


ともあれ、こちらの店では「たぬき玉子」があらかじめ券売機に用意されており、人気ぶりがうかがえます。小銭をみれば、ピタリ賞で 430 円。


新そばの季節なので更科にしたかったけど、+10円払うと小銭が増えるので断念。いつも通りの田舎そば。いや好きですけどね、挽きぐるみ。


やってきた丼ぶりでは、大勢のタヌキたちが真円を描く月を見上げており、狸囃子が聴こえそう。まずは雲がかからぬよう、白身をツルリと吸う。


濃いめのツユが、白身の味つけにちょうどいい。おや、今日は赤、黄、緑と色とりどりの揚げ玉ですね。エビのかけらも入っていて、得した気分。


茹でたての田舎そばは、武骨な香りとザラッとした喉越し。途中で黄身を割って蕎麦と絡めれば、蕎麦ボナーラ。うまい、しょっぱい、うまい。


外食受難のご時世で、みるみる数を減らしている立ち食いそば。最近、朝食を食べなかったけど、たまには応援しないとね。立ち食いは文化です。


ごちそうさまでした。