今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 441)たぬきうどん

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歳末の買い出しに、混みださないうちに朝の新宿へと。電器屋の開店時間まで、かのや西口店で腹ごしらえ。シンプルな、たぬきうどんをポチリ。


看板に「讃岐うどん」とあるけれど、うどんのダシは関西風とか。「大阪のダシとは程遠い」なんて食べログのレビューをみたけど、何だかなあ。


関東の水は関西より硬度が高く、ダシのとり方、味つけの仕方が違うしね。高級料亭ならともあれ、庶民の味方の価格帯だから大同小異です。


まあ、中部出身だから気楽に語ってるのかも知れません。「そもそも大阪にたぬきうどんなどない、天かすのせはハイカラうどんであ〜る!」


そんな大阪人の主張を思いつつ、やってきた讃岐うどんと対峙。めんはもちもち、澄みきったダシにゆるゆる気持ちよさそうに泳いでいますね。


天かすはツユに溶けてシルキーな喉ごし、唇をテラテラ濡らします。ワカメはクキクキと歯ごたえよく、食感のアクセント。七味もきいてるなぁ。


売れてる本屋は立ち読みを注意しない、とはジュンスカ Let's go ヒバリーヒルズの一節ですが、売れてるそば屋も七味がいつもきいてるんです。


ハフハフ食べて、グラスの水をゴクリ。東京で食べる、関西風ダシの、讃岐うどんをつくるのは、東南アジア出身と思しき店員さん。愉快なり。


ごちそうさまでした。