歳末の買い出しに、混みださないうちに朝の新宿へと。電器屋の開店時間まで、かのや西口店で腹ごしらえ。シンプルな、たぬきうどんをポチリ。
看板に「讃岐うどん」とあるけれど、うどんのダシは関西風とか。「大阪のダシとは程遠い」なんて食べログのレビューをみたけど、何だかなあ。
関東の水は関西より硬度が高く、ダシのとり方、味つけの仕方が違うしね。高級料亭ならともあれ、庶民の味方の価格帯だから大同小異です。
まあ、中部出身だから気楽に語ってるのかも知れません。「そもそも大阪にたぬきうどんなどない、天かすのせはハイカラうどんであ〜る!」
そんな大阪人の主張を思いつつ、やってきた讃岐うどんと対峙。めんはもちもち、澄みきったダシにゆるゆる気持ちよさそうに泳いでいますね。
天かすはツユに溶けてシルキーな喉ごし、唇をテラテラ濡らします。ワカメはクキクキと歯ごたえよく、食感のアクセント。七味もきいてるなぁ。
売れてる本屋は立ち読みを注意しない、とはジュンスカの Let's go ヒバリーヒルズの一節ですが、売れてるそば屋も七味がいつもきいてるんです。
ハフハフ食べて、グラスの水をゴクリ。東京で食べる、関西風ダシの、讃岐うどんをつくるのは、東南アジア出身と思しき店員さん。愉快なり。
ごちそうさまでした。