今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 271)ロースカツ定食

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たまにはガツンと揚げ物を食べるぞ、と断固たる決意。でも夜だと胃もたれするから、ランチにしておこうと、二段階決意。さて、何にしようか。


黒板をみれば、本日の揚げ物は、竜田揚げ、チキンカツ、ロースカツ。「チキン or ポーク?」と心の CA さんに尋ねられ、ロースカツを選択する。


フライヤー横の大将の背中を頼もしく見つめていると、ザクザクと包丁の音が5回聴こえる。すると6切れか、などと役に立たない推理を展開。


まずは、アサリの味噌汁を啜りながら食事の組み立てを考える。キャベツはドレッシング済だし、3つはソース、3つは醤油にしてみようかな。


端っこからパクリ、揚げたては、衣がトゲトゲしくて格別ですね。ソースの香りが鼻腔を満たし、肉の旨みや脂の甘味とともにご飯をかきこむ。


ソースはご皆さま存知の味、ソース自体の深みがカツと互角の展開。一方で醤油は脇役。刺し身がそうであるように、肉自体の味の機微がわかる。


口に広がる幸せを味噌汁で流し込んだら、キャベツでサッパリ。あとは、カツ、ご飯、味噌汁、キャベツを巡回。香の物や小鉢でリズムを整える。


非専門店のカツも趣き深いですね。憧れの大きなフライヤーからは、次々と幸福の種が揚げられます。自宅ではつくれないひと品に、舌鼓を打つ。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。