たまにはガツンと揚げ物を食べるぞ、と断固たる決意。でも夜だと胃もたれするから、ランチにしておこうと、二段階決意。さて、何にしようか。
黒板をみれば、本日の揚げ物は、竜田揚げ、チキンカツ、ロースカツ。「チキン or ポーク?」と心の CA さんに尋ねられ、ロースカツを選択する。
フライヤー横の大将の背中を頼もしく見つめていると、ザクザクと包丁の音が5回聴こえる。すると6切れか、などと役に立たない推理を展開。
まずは、アサリの味噌汁を啜りながら食事の組み立てを考える。キャベツはドレッシング済だし、3つはソース、3つは醤油にしてみようかな。
端っこからパクリ、揚げたては、衣がトゲトゲしくて格別ですね。ソースの香りが鼻腔を満たし、肉の旨みや脂の甘味とともにご飯をかきこむ。
ソースはご皆さま存知の味、ソース自体の深みがカツと互角の展開。一方で醤油は脇役。刺し身がそうであるように、肉自体の味の機微がわかる。
口に広がる幸せを味噌汁で流し込んだら、キャベツでサッパリ。あとは、カツ、ご飯、味噌汁、キャベツを巡回。香の物や小鉢でリズムを整える。
非専門店のカツも趣き深いですね。憧れの大きなフライヤーからは、次々と幸福の種が揚げられます。自宅ではつくれないひと品に、舌鼓を打つ。
ごちそうさまでした。
★しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。