今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 474)煮干しラーメン

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絵に描いたような街中華には、各種定食、麺類はもちろん、ご飯ものやお酒のアテになる点心類も充実しており、もう3時近いのにほぼ満席です。


かつて10食限定の煮干しラーメンがあり、何度か食べた記憶がある。通りかかると煮干しラーメンの看板が出ていて、どうやら再販したようす。


にわかにおいしかった舌の記憶力がよみがえる。チャンスを最大限に生かすべく、散歩して小腹をすかせて参戦。メニューも見ずに注文する。


見た目はごく普通の醤油ラーメンですが、マスク越しにも香る煮干しのダシ。専門店にも負けない旨みスープにコショウをかけ、ツルツル食べる。


黄色いストレート麺、刻みネギ、ほうれん草、海苔、メンマ、チャーシュー。奇を衒わず、飾らない味わいは、さすが。街中華の本領発揮です。


専門店がDH特化の強打者、デストラーデならば、街中華は打って走って守れるファイブツールプレイヤー秋山のようです。例えが古いですが。


AKD砲。昭和も遠くなりにけりと思ったら、デストラーデ来日って平成元年なんですね。すでに平成も去りゆく時代なのだと驚きを禁じえません。


ひとりで食べる初老の紳士、幼な子においしいだろう?と食べさせるお父さん、昼酒を嗜む夫婦など人間模様も街中華の味。楽しいオヤツでした。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。