すんき。不思議な響きに目を奪われる。店頭のポスターによれば木曽地方伝統の漬け物で、東京ではよもだだけ、なんだとか。むうう、興味深い。
飛騨地方には漬け物のステーキがあるし、岐阜は意外な漬け物王国なんだな。かき揚げ、カレーなどのよもだ名物に惹かれるも、限定には弱い。
なんでも塩を一切使わず乳酸菌発酵でつくられたとか。名前が似ている京都のすぐき漬けを連想するけど、あちらは塩を使うらしく、やや異なる。
すぐに呼び出しがかかり、すんきとご対面。まずはすんきをつまみ上げてパクリ。おおっ酸っぱいし、歯ごたえ十分。白米よりお茶が似合いそう。
香り豊かなツユ、しっかり風味のあるそば、サクサクの揚げ玉。よもだそばは基本がしっかりしているので、変化球のすんきを難なく受け入れる。
するする手繰ってゆくと、ほどなく食べ終わる。見ればすんきが浮いているので、箸で寄せ集めて一網打尽にツユごと流し込む。うまうまです。
Wiki をみれば冬の保存食で貴重な蛋白源なんだとか。塩分不使用とは思えぬしっかりした味はクセになりそうです。また出会ったら、食べたいな。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。