ウナギ、アナゴ、ドジョウ。勝手にぬるぬる三銃士と呼んでおります。大将のナマズは、別格扱いですね。まるっと太いし、地震を起こすし(笑)
さて三銃士では、高級路線のウナギ、珍味路線のドジョウと比べ、比較的身近なのがアナゴ。煮詰めが塗られて、回転寿司で回っているイメージ。
そんなアナゴの丼ぶりとあらば、試さざるをえない。注文を終え、カウンター席から厨房を眺めていると、オーブンでこんがりと焼かれている。
ほうじ茶がぬるくなる頃、やってきましたアナゴ丼。おや、ワサビがついてます。こちらのお店のワサビは鮮烈にきくので、少しずつつけておく。
箸を洗いがてら味噌汁をズズズ、いつもながらダシがきいてる。小鉢の切り干し大根をひと口食べて、いざ、丼ぶり。穴子をご飯とともにパクリ。
少し香ばしく、そののちワサビがツーンとくる。煮詰め醤油は甘く、ワサビの暴走を相殺する。甘いのにご飯に合うというのは、どういう了見か。
くどくなりがちなアナゴの脂が適度に落ちて、紅生姜を添えると清涼感があふれる。口のなかは、うまい、甘い、酸っぱいで上を下への大騒ぎ。
当たり前だけど、おいしい時間もやがて終わりが近づき、胃腸を考えてペースをスローダウン。味噌汁をひと口、香の物で口をサッパリさせる。
ウナギは希少性もあってやはり三銃士の筆頭格。ドジョウはそもそも日常食ではない。身近なぬるぬる三兄弟として、これからも頼むぞ、アナゴ。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。