今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 329)カツ丼

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そば屋のカレー、甘味処のラーメン、喫茶店ナポリタン。専門店ではないからこそ、絶妙な味わいがある。そんな類いの1つ、中華店のカツ丼。


ピークをずらしたので店内は人もまばら。ふと目についたカツ丼を選ぶ。揚げ物は朝には重いし、夜だと胃もたれする。ランチが食べ頃なのです。


それほど出るメニューではないのだろう、厨房からトンカツを揚げる音が聴こえる。焦らされるうちに胃がウォーミングアップを始めております。


やってきたのは小ぶりな丼ぶり。ちょうどいい分量にニンマリ。中華スープをひと口飲んで、端っこのカツを箸で持ち上げて、ひと思いにパクリ。


アーッツイ! 揚げたてのカツは、むしろツユで冷まされているくらい熱い。口中をヤケドしながらも、ハフハフ、サクサク、ジュワリ、うまし。


タレご飯だけでもガツガツいける味わい。ツユのしみた玉ねぎはシャキシャキで、玉子もツルツルで甘い。カツ丼、大正解。まさにこれぞ口福。


あっという間に最後の一切れ。カツでご飯をかき集めてキレイに完食。デコからは汗、胃からは消化液がしたたります。胃腸薬、飲まなきゃね。


ごちそうさまでした。