今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 354)玉子かけごはん定食 in 松のや

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今どきのチェーン店はリスクヘッジもあるのか、1つの業態にこだわらない。吉野家はなまるうどんすき家なか卯など眷属を従えている。


松屋も御多分に洩れず、トンカツ、カレー、中華など多くのグループを抱え、偶然だけど私の行動範囲とも重なって重宝している。いや、ホント。


で、そんな松屋の傘下、トンカツの松のや。揚げたての各種カツが味わえるから、お昼時は近寄りがたい混雑なので、狙うならばモーニングです。


胃腸の哀しき中年につき、朝から揚げものはさすがに重い。正直かき揚げそばでもツライ。で、後客がいないのを確認して、券売機とにらめっこ。


鮭、ソーセージ、玉子かけあたりは松屋とも共通で、ロースかつ、ふわふわ玉子丼あたりがオリジナリティ。選べる小鉢はコロッケにしようかな。


少考ののち、玉子かけごはん定食を選び、野菜不足解消に+100 円でとん汁に変更。しめて 350 円なら、胃もフトコロもやさしさに包まれますね。


充実のプレートが見参。生玉子が割ってあるのが手間要らずで好感。まずはとん汁、七味をパラリと振ってズズズ、おっ、出汁がきいとるねえ。


頼みの野菜は青ねぎ、玉ねぎ、ニンジン、レンコン、ゴボウ、タケノコあたり。角がたっていて、シャキシャキおいしく、ごはんに合うのよね。


コロッケをかじれば、どうやら揚げたて。たとえ朝時間帯でもトンカツ屋の矜持が感じられます。ネットリとしたジャガイモで何もつけずに甘い。


そのままで十分おいしいけど、あえてソースをかけてみれば、フルーティな甘さのトンカツソースが思いの外おいしい。これまた、ごはんに合う。


さて真打ちは生玉子。醤油多めの玉子かけごはんに仕上げ、シュルシュルとかきこんでゆく。海苔で巻いて食べれば、磯の香りで幸せが二乗です。


玉子が実に濃厚ゆえ、口がしつこくなったところでとん汁をすすれば言うことないったらありゃしない。やっすい男ですが、朝から幸福なんです。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。