今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 398)ビリヤニ・ターリー

f:id:socius_lover:20211130075251j:plain


ハヌマーンガネーシャなど、異教徒の神が壁に飾られたインド料理店。先ほどまで会社にいたとは思えない異邦人、久保田早紀気分。


昼休みに外に出ると、あまりの寒さに辛いものが食べたくなり、久しぶりに訪問しました。さて、何にしようかなとメニューを開く。


先客の食べている、テニスラケットのように大きなナンは食べきれない。こんなときは、メニューの左上を選べば無難とのマイルール。


ひと口にインド料理といっても宗教、民族など多様だし、日本人向けにローカライズされてるだろう。ビリヤニ・ターリー、楽しみだ。


熱い紅茶を飲みつつ調べれば、以前はこちらでジャンタ・ターリーを食べている。そうそう、ターリーはワンプレート料理だったっけ。


どうやら、ビリヤニムスリム風の炊き込みご飯らしい。ここまで調べたところで冷たい水も到着して、さぞ辛いのがくると覚悟する。


やってきたのは、長粒米がこんもりとしたプレート。3種のカレーを舐めてみれば、白いのは酸っぱ辛く、茶色は辛く、黄色はかなり辛い。


ビリヤニをスプーンで掬っては、カレーに浸して食べてゆく。どれも単純に辛いわけではなく、スパイスの複雑な香りがたまらない。


サラダの清涼感や揚げ玉ねぎの甘さをはさみつつ、軽快に食べてゆく。かなりのボリュームだけど、カレーの汁っぽさで流し込む。


おや、ビリヤニの中にタンドリーチキンが埋まっている。鶏肉は比較的宗教タブーが少ないもんな、と納得してパクリ、おいしい。


ガンダムアムロが食べていたパイロット用のプレートも、こんな感じで仕切られてたな。むしろインド料理だから、ララァだろうか。


などと、アラフィフとは思えない幼稚な夢想をしつつおいしく完食。ひと汗かいたので、湯冷め?しないよう気をつけて師走の寒空へ戻る。


ごちそうさまでした。