幕の内。
アラフィフ男は、マガジン連載の「はじめの一歩」を思い出す。「まっくのうち!まっくのうち!」でデンプシーロールなわけです。
何を言っているんだと言われれば、その通り。実のところ、幕の内は「芝居の幕間」のことで、そのときに食べるから幕の内弁当なのだとか。
諸説あれど、なるほどと思う。仕切られた容器には、白米と各種オカズが居並ぶ。見た目も栄養価もバランスよく、お弁当界のチャンプである。
wiki では「多様ながらも少量で貧弱な副食物を飯とともにポリ容器に盛り付けたもの」と辛辣な定義があるけど、語義としてはいかにもその通り。
さて、最近凝っているお弁当屋さんが、バラエティに富んだ幕の内をだしており、記憶にとどめるため記録します。ワンコインなのが嬉しい。
まずは「幕の内弁当」。小さな容器はいずれも醤油でした。主力はメンチカツ、海老天、焼きサバ。どれもオカズヂカラが高く、ご飯が足りない!
味噌汁付きなのも嬉しく、薄めに仕上げて三角食べをする。隣には白湯。誤解がないように書けば「さゆ」。歳のせいか、最近白湯がおいしいのよね。
お次は「海苔幕の内弁当」。通常の海苔弁が二階建てならば、こちらは平屋といえる。おかかと醤油がご飯に染みているのが嬉しい。
2種の容器は赤が醤油、黄色がソース。カリカリに揚がった白身フライはソースが似合う。ひと口食べては、ご飯をパクリ。海苔の香りがイイね!
竹輪天、シュウマイ、ウインナーなど、彩りも味わいも漢メシ感がありがたい。午後のお勤めのエネルギーとしては、百点満点です。
最後は「洋風幕の内弁当」。そもそも洋食というものが「伝統的欧風アレンジ和食」ともいえよう。運動会に持っていきたいお弁当ですね。
コーンクリームコロッケ、エビフライ、唐揚げ、ハンバーグ、素スパゲティ。いつもならお煮しめが鎮座するあたりにはオムレツと温野菜。
オジサンでも嬉しくなっちゃうラインナップ。どれもおいしく、次は何を食べようかなどと悩むアラフィフ。エビの尻尾までおいしく食べました。
どれも、ごちそうさまでした!