今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 504)さば味噌煮弁当

 

 

「さばの生き腐れ」という言葉があるように、さばは傷むのが早く、塩さば、〆さばなど加工して食べることが多い。そんなさば料理の1つが味噌煮。

 

ふっくら炊き上げたさばに、甘辛い味噌がよくしみて、ごはんにも、日本酒にもよく似合う。さばの旬が今ごろだから、冬の風物詩でもあるわけですな。

 

さて、さば味噌煮弁当。煮物やおからはあるけれど、実質は白米vsさばのタイマンといえるメニューです。付属の味噌汁で箸を湿らせて、いざ尋常に勝負。

 

まずは白米をパクリ。お弁当の冷めたごはんは、噛むごとに甘さが出てきますね。新米ではないだろうけど、しばらく堪能したのち、味噌汁で流し込む。

 

お次に、味噌ダレの味を確認すべく、お弁当箱の底にたまった味噌を箸につけ、ペロリといただく。芳醇な味噌の香り、砂糖とみりんの甘さがたまらない。

 

あとは何も考えず、さばの身と白米を交互に食べゆくのみ。シンプルイズベスト。何往復したものだろうか、気がつけばごはんがいくらか余ってしまう。

 

もちろん、これも計算のうち。残りごはんを味噌ダレにのせ、よくしみこんだところをやっつければ大満足。わずかな不満は、日本酒が飲めないことくらい。

 

ランチだもんな…ごちそうさまでした。