今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 623)自家製・豚肉の生姜焼き

 

 

結婚するまで、ほとんど料理をしてこなかった。一人暮らしのころ自炊といえば、鍋から食べるサッポロ一番塩ラーメン、醤油と味醂の炊き込みご飯など、悲惨だった。

 

結婚を機にコンビニで買った500円の料理本。調理器具の使い方や手入れ法、下ごしらえや保存法など、ひと通りのことが書いてあり、20年経っても重宝している。

 

とくに豚肉の生姜焼きは、簡単なレシピで拙い技術の私でもそれなりに仕上がるのが嬉しい。醤油、お酒、味醂を等量。一人前なら大さじ1ずつ、生姜チューブを適量。

 

タレを混ぜたら、豚肉を裏表が白くなるくらい焼き、タレを煮からめる。隠し味にオイスターソースやニンニクを入れてもいいけど、シンプルなままでも十分おいしい。

 

固くなる前に豚肉を皿に盛りつけて、タレを少し煮詰めてから、豚肉とキャベツにかけ回す。油が跳ねるので片づけは大変だけど、こんなに簡単なのにすごくおいしい。

 

昔を思い出して、サッポロ一番塩に似た味の味覇の野菜スープ、丸美屋の素を使った五目炊き込みご飯をつける。少し塩分過多だけど、間違いのない味をいただきます。

 

甘辛いタレに包まれた豚肉は、臭みがまったくなく只管おいしい。脂身の甘さがたまりません。キャベツで味を薄めつつ、炊き込みご飯をワシワシ食べる。うまいゾ!

 

スープは溶き卵入りなので、栄養もバッチリ。家族団欒含めて、小市民のシアワセとしてこの上ない食事です。綺麗に食べ終えて、〆にガリガリ君なぞいただこうかな。

 

ごちそうさまでした。