今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 957)ばかしあいうどん in 星のうどん at 横浜

 

揚げ玉=たぬき

お揚げ=きつね

その前提で、両者が同じ丼ぶりをいろどるときは、むじなと呼ばれることが多い。

 

立ち食いそば界隈では、たんにきつね+たぬき扱いのこともあるけど、小諸そばではウズラの玉子も加え「月夜のばかしそば」なんて小洒落た料理を提供している。

 

こちらの星のうどんでは「だましあいうどん」である。基本的に、きつねとたぬきは「化かす」という日本土着の習俗が微笑ましい。外国人にはにわかに説明できない。

 

まずはサービスのおろし生姜とすりごまを適量加え、七味を振りかける。こちらはダシのきいた博多うどんがベースなので、味を壊さない程度にしないといけません。

 

うどんはむっちり、喉ごしよりも食感を楽しめます。淡麗なダシに、サクカリのたぬき、甘〜いきつねがよいアクセント。徐々に溶け出す生姜が味変をもたらします。

 

諸事情で横浜によく通ったけど、東京でみない立ち食いは嬉しかったな。桜木町の川村屋、横浜の鈴一、えきめんや、濱そば、二俣川の相州蕎麦どれもおいしかった。

 

しかし、個人的な大ヒットはこちらの星のうどん。基本がおいしいから、何をトッピングしてもよく似合います。また、季節が変わる頃に、ブラリとやってこようかな。

 

ごちそうさまでした。