今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 979)味玉ら〜めん

 

半世紀近く生きていても、当たり前だけど知らないことが世の中には多すぎる。海外のことがらならば諦めもつくけど、身近なことだと、己の無知を恥いるしかない。

 

TBSの篠原アナによる早朝グルメをみるのが習慣だけど、そこで篠原さんが「かっぱ漬け」と言う単語を発した。画面にはきゅうりのキューちゃん的な漬け物の姿が。

 

そうか、キューちゃんはあくまで商品名であり、きゅうりの醤油漬けという正式名称があるんだな、という当然のことを思い知ったのである。その俗称がかっぱ漬け。

 

番組で篠原さんは、ごはんにかっぱ漬けをのせるとラーメンコショウをふりかけ、家系ラーメンのスープを吸った海苔でくるりと巻いて食べていた。くうう、うまそう。

 

で、家系ラーメンを食べるにあたり、実際に試さねばなるまいに。まずは、ラーメンのスープをゴクリ。濃いめで頼んだので、豚骨のくさみ、旨みがガツンときます。

 

そのスープでヒタヒタになったほうれん草をザクザクと喰み、ごはんを追いかけて口に放り込む。この塩味の濃さたるや、腎臓には悪いけど、たまには我慢してほしい。

 

 

さて、ここからがお楽しみ。残しておいたごはんにかっぱ漬けをのせる。緑色なので青かっぱというらしい。ともあれ、こちらにGABANをふって海苔で巻いてパクリ。

 

海苔の香り、スープの旨みをごはんが受け止めるけど、そこにかっぱ漬けの歯ごたえと塩味が加わり、しつこくなりすぎないよう、コショウがピリリと睨みをきかせる。

 

脳内に快楽物質がドバァーと出ているのがわかります。ちょうど、おでこの2センチ内部あたり。とてもおいしいけど、体に悪いので、地獄のかっぱ巻きと名づけよう。

 

また、食べます。

 

ごちそうさまでした。