今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 1006)むじなそば

 

でこぼこフレンズをご存じの方もおられるだろう。Eテレおかあさんといっしょのミニアニメで、子どもが小さい頃はDVDを買い与えるほどお世話になったもんだ。

 

妖精なのか、妖怪なのか、愛らしいキャラがかわるがわる登場する。そのなかに「あなくま」がいた。アナグマ🦡ってなんだろうと思うけど、イタチ科の仲間らしい。

 

地方によってはタヌキをアナグマと呼ぶのでややこしい。しかし、タヌキやキツネはイヌ科である。なのにアナグマがせっせと掘った穴にタヌキが住み着くことがある。

 

こうした習性から、同じ穴のむじなとは「一見関係がないようでも実は仲間であることのたとえ」であり、どちらかといえば悪事を働く仲間たちという言い草である。

 

今度は、むじなが出てきた。アナグマも、タヌキも、むじなと呼ばれることがあり、さらに混沌としてくる。ちなみに、アナグマとむじなの絵文字は🦡と変換される。

 

何度もブログで書いたことだけど久しぶりにむじなそばを食べるので復習しました。きつねとたぬきが同じそばにのるから、むじな。どちらも食べたいときに便利です。

 

こちらの揚げ玉は揚げたてなので、ツユがチリチリとしみている。そばとともにすすれば、サクサクと軽い舌ざわり。お揚げは甘く炊かれており、じゅわりとしみでる。

 

七味をはらりとふって、一気呵成に食べ進める。悪い仲間とは思えぬむじなのおいしさ、たぬきときつねのマリアージュは見事なバカ試合、もとい、化かし合いですね。

 

コロナ禍で人出が少なかったころ、自宅近くでタヌキを見かけたことがある。東京でタヌキで出会う確率は0.001%、飛行機が墜落する確率が0.0009%なんだとか。

 

そういえば、ハクビシンもみたことはあるけど、野生のキツネやアナグマをみたことはないな。まあ、こうして丼ぶりの上でみかけるだけで、必要にして十分ですけど。

 

ごちそうさまでした。