今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 28)自家製ポトフ with 丸ごとトマト

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散歩がてら隣り駅まで歩く。道すがら八重桜やつつじを愛でたり、道路拡幅工事の進捗を確認したり、我ながら暇人だと苦笑いする。


賑やかな駅前で買い物に立ち寄ると、いつものスーパーと風景が違っていて楽しい。バイヤーの個性あふれる品ぞろえ、惣菜も飲料水も物珍しくついつい回遊する。


まだ朝晩は肌寒いので、ポトフ用野菜の水煮をみつけて即購入。カレー用、筑前煮用はよくみるけど、ポトフ用ははじめてだ。フランクフルト用に瓶詰め粒マスタードも買っちゃえ。


隣り駅でたくさん買っても帰りがつらいので、残りの材料は近所で買おう。散歩の帰りは電車で GO、歩きすぎも体によくない。


さて、ポトフ。まずはカサ増し用の鶏肉を水から煮こむ。水炊きのごとくアクをとりつつひと煮立ち。コンソメを入れて、フランクフルト、水煮、ヘタをとったトマトを加える。


肝心の水煮の中身は、じゃがいも、にんじん、大根、しめじ。後2者は意外だな、でもパッケージされてるからには、人口に膾炙してるのかな。


グツグツ煮えてきたので、隠し味にオイスターソースをひと回しして、塩コショウ。スープの味見がてらビールをグビリ。うん、こんなもん。あとはとろ火で出番を待つ。


さてさて、楽しい夕餉。娘は「ポトフはスープ」と言ってましたが私の認識は「西洋おでん」。まあいいや、おいしいから。おでんが和がらしなら、ポトフは粒マスタードがアクセントになるね。


煮えたトマトをハフハフと食べると、取り皿に残る濃厚トマトスープがおいしい。デルモンテ、ありがとう。


人生で一番おいしかったトマトは、高知の農家でいただいた収穫後1時間トマトでしたが、これが2番目でいいや。


こいつぁビールが進む。飲めればなんでもいいんだろうと言われればその通り。余り物のフランクフルトで、4グビグビはビールがいける。


残ったスープでおじやといきたいところですが、家人はみな腹くちくなったようで、宴は終焉。お風呂の順番待ちがてら、ウトウトするかね。


ごちそうさまでした。