今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 136)ひもかわ(あげもち)

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夕方に小一時間、自由時間ができたので、オヤツを食べようと立ち食い店へ。こじんまりとした店構えが好ましい。


トッピングはさまざまだけど「そば/ひもかわ」が選べるのがウリのようだね。うどんは売り切れてるし、ここはひもかわと洒落込もう。


券売機で逡巡するも、物珍しいあげもちを選択。


カウンターに「ひもかわで」と提出がてら、サービスの天カスを確認。ふふふ、あとでたんまり入れてくれよう。


水をグラスに注いで、壁際の隅っこを陣取る。みればお隣りさんは、タマネギ天だろうか?  


お皿いっぱいに居並ぶ天ぷらと格闘している。はじめての店だけにボリューム感がつかめないな。


さて、程なく呼びだされ、ひもかわと初対面。おお、そなたがひもかわか。噂どおりに、きしめん状の平たい麺よのう、などと思う。


さて、カウンターでザブザブと天カスをかけ、自席へとそそくさと戻る。


あげたてのおもちなんてはじめてかもしれない。量といい、オヤツにふさわしいチョイスとなってニンマリ。


まずはズルリとツユを飲む。暑かろうと、まずは熱いツユを飲むのが My 掟。


おお、かなりダシがきいておいしい。なんというか実写版・赤いきつねといった味。


武田鉄矢赤木春恵を振り切って食べに来そうなおいしさ。


語彙が少ないゆえ失礼に聞こえるかもしれませんが、コレ、最上級に褒めてます。


平たい麺もちょうど赤いきつねっぽく、心のなかで狂喜乱舞しつつ食べる。あのインスタントの雄が目指したのは、こういう本格派なんだな。


さて、あげもちをかじれば、外はさっくり、中はとろとろ。ダシをよく吸って、こいつぁオヤツにちょうどいい。


自家製の天カスは、今日の注文の履歴書なんだろうね。たまに何かの中身に当たるとうれしいネ。何かはわからんけどネ。


いやー、久々に目が醒める食事でした。何というか、たまには新規開拓もしなきゃダメだね。意外な出会いがあるから、街歩きはやめられない。


ごちそうさまでした。