夕方に小一時間、自由時間ができたので、オヤツを食べようと立ち食い店へ。こじんまりとした店構えが好ましい。
トッピングはさまざまだけど「そば/ひもかわ」が選べるのがウリのようだね。うどんは売り切れてるし、ここはひもかわと洒落込もう。
券売機で逡巡するも、物珍しいあげもちを選択。
カウンターに「ひもかわで」と提出がてら、サービスの天カスを確認。ふふふ、あとでたんまり入れてくれよう。
水をグラスに注いで、壁際の隅っこを陣取る。みればお隣りさんは、タマネギ天だろうか?
お皿いっぱいに居並ぶ天ぷらと格闘している。はじめての店だけにボリューム感がつかめないな。
さて、程なく呼びだされ、ひもかわと初対面。おお、そなたがひもかわか。噂どおりに、きしめん状の平たい麺よのう、などと思う。
さて、カウンターでザブザブと天カスをかけ、自席へとそそくさと戻る。
あげたてのおもちなんてはじめてかもしれない。量といい、オヤツにふさわしいチョイスとなってニンマリ。
まずはズルリとツユを飲む。暑かろうと、まずは熱いツユを飲むのが My 掟。
おお、かなりダシがきいておいしい。なんというか実写版・赤いきつねといった味。
語彙が少ないゆえ失礼に聞こえるかもしれませんが、コレ、最上級に褒めてます。
平たい麺もちょうど赤いきつねっぽく、心のなかで狂喜乱舞しつつ食べる。あのインスタントの雄が目指したのは、こういう本格派なんだな。
さて、あげもちをかじれば、外はさっくり、中はとろとろ。ダシをよく吸って、こいつぁオヤツにちょうどいい。
自家製の天カスは、今日の注文の履歴書なんだろうね。たまに何かの中身に当たるとうれしいネ。何かはわからんけどネ。
いやー、久々に目が醒める食事でした。何というか、たまには新規開拓もしなきゃダメだね。意外な出会いがあるから、街歩きはやめられない。
ごちそうさまでした。