今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 374)自家製・ますたにラーメン

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東京ラーメンというと、鶏ガラ醤油で、昔ながらのチャルメラおじさんが思い出される。まんが道でンマーイと食べられているような、王道の味。


一方、京都ラーメン。先日食べた第一旭をはじめ、天下一品、新福菜館など、どれもおいしいけど統一のフォーマットがあるわけではなさそう。


いわば「京都で人気のあるラーメン」の東京進出であり、二郎が全国に広まっても東京ラーメンを名乗らないのに近い。あくまで、創業地の問題。


閑話休題。こちらは、ますたに。「背脂鶏ガラ醤油」の売り文句ひかれて購入。あまり外食しないけど背脂好きの家内に食べさせてあげたい。


調べてみれば「銀閣寺ラーメン」だとか。こういう二つ名では京都には敵わない。祇園、二条城、池田屋。どう名づけても、歴史の重みを感じる。


ちなみに、新撰組土方歳三ゆかりの高幡不動の参道には土産処・池田屋があります。まあこれこそ閑話休題。本筋に戻って、ラーメンをすする。


おいしい。背脂が溶け込んだスープはコクが半端なく、それが細麺に絡んで、唇を濡らす。家内もニンマリの脂ギッシュさに、思わず舌鼓を打つ。


カップ麺、袋麺、今日は生麺だけど、メーカーの努力で名店の再現度が高いのは助かるような、現地に行くモチベーションがなくなるような。


基本的に出不精なもので、ご当地グルメが味わえるのは助かります。でも旅先の空気感は格別。早く気軽に楽しめるご時世に戻りますように。


ごちそうさまでした。