名古屋名物、きしめん。平ったいうどんといえばそこまでですが、群馬のひもかわ、岡山のしのうどんなど、地元で愛される麺はどれも美しい。
都内ではあまりみかけませんが、なぜか富士そばの券売機で発見。店ごとの裁量が大きいチェーンだから、隈なくメニューをみないと侮れないね。
きしめんの名前の由来は、(1)雉肉が入っていたから、(2)もとは碁石の形だったから(棊子麺)、(3)紀州から伝わったから、など諸説あります。
尾張-紀州の徳川御三家ラインがいいナ〜と思うけど、真相は藪の中。ともあれ、チャンスは最大限に生かす主義なので、久々のきしめんを選択。
名古屋で一番おいしいきしめん屋さんはどこか、という質問に対して「新幹線ホームの立ち食い」と答える向きもあるけど、ある意味真実だよな。
と思ううちに、きしめんの出来上がり。名駅のホームでは花がつおがのってるけど、ワカメとネギのシンプルさ。郷に入りては郷に従え、かな。
ツルツル、アチアチ。平ったい麺が唇をピロピロと通り過ぎるのは、ちょっと官能的ですらある。うどんやそばと違い、タテヨコがあるんだよね。
シンプルゆえに、悩むことなくツルツルたべる。かき揚げでもトッピングすればよかったかな、などと欲をかく間に完食。でらうま、でした。
ごちそうさまでした。