昔ながらのお蕎麦やさん。当たり前に揃った定番や涼やかな季節メニューなど、目移りするけど、悩んだすえに天ぷら蕎麦、それも上にしちゃう。
松竹梅ならば竹を選びがちだけど、並と上だと並でいいや、なんて思うねえ。勇気を出したその差は2百円。コスパなんて野暮なことは言わない。
まずは先付けのように漬物、冷奴、煮物がやってくる嬉しいサービス。胃のウォーミングアップにちょうどいい量で、とくに冷奴が涼やかです。
小鉢をつつくうちに、天ぷら蕎麦のお出まし。毛利元就の3本の矢よろしく、海老天が威風堂々と3本鼎立しています。ビジュアルは百点満点。
天ぷら油の香りって、どうしてこうも食欲を刺激するかね。3本あるので遠慮なく1本食べよう。サクサク、アチアチ、プリプリ、嗚呼おいしい。
ここでズルズルと蕎麦をたぐる。ツユはおとなしめなので七味をいくらか振って、海老天とそばを交互にいただき、残る1本はツユに漬け込む。
後客の学生風や年配の男性が次々と「カツ丼まだある?」と聞いている。ここのは、小ぶりなカツ丼にミニ蕎麦がついたお値打ち価格だからねぇ。
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2020/08/25/070700
最近、夕食後のアイスがおいしくてベルトがキツいので、カツ丼は自重したけど、今度はカツ丼にしようかな〜などと気もそぞろに蕎麦を完食。
ここで漬けにした海老天を取り上げ、ガブガブと尻尾までいただく。大満足なのに、浮気心を起こしてしまい、天ぷら蕎麦に詫びるランチでした。
ごちそうさまでした。
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