今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 519)国産若鶏竜田揚げ定食

 

 

若鶏というと、フレッシュでいかにもおいしそうなイメージがある。調べてみると生後35か月程度の鶏で、実は今どき流通している鶏肉のほとんどが若鶏だとか。

 

ほかに卵を生まなくなった親鶏、飼育法や血統が管理された地鶏がある。さらには輸入肉も国内消費量の3割を占め、地球の裏側ブラジルからの輸入が最も多いとか。

 

そんな事情はさておき、国産若鶏の竜田揚げ。ブロイラーは美味しんぼではこき下ろされていたけど、安くておいしい鶏肉を食べられるんだから、ありがたい限りです。

 

さて、竜田揚げをたべるとき、私はいつも「リューデンアゲ」と誤読した先輩を思い出す。もう、30年以上頭から離れないので、おそらく一生続くのだろう。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/ entry/2019/02/13/184957

 

漢字の読み間違えは誰にでもある。私も幼いころ、月極を「げっきょく」と思っていたし、夏休みの宿題で長谷川を「ながたにがわ」と答えて不正解だった記憶がある。

 

ともあれ、竜田揚げ。レモンをギューっと絞り、小ぶりなヤツを口に放り込む。カシュっとした食感のあと、ジュワっと脂が弾け飛び、ハフッハフと何度も噛みしめる。

 

やたら促音が多くなるけど、それこそがアツアツの証し。オカズヂカラ抜群の竜田揚げは頼もしいったらありゃしない。千切りキャベツでサッパリしつつ、食べてゆく。

 

ダシのきいた味噌汁、甘い切り干し大根、ポリポリがうれしいお新香。脇を固める面子も頼もしく、定食のありがたみをしみじみと感じる。もちろん、三角食べします。

 

ごはんだけが残ることのないよう、あるいはごはんが足りなくならないように気配りしながら食べ終える。三角食べの高等技術、Z世代にはわかるまい。なーんて。

 

ごちそうさまでした。